チケミー創業者の宮下に創業の思いを語ってもらいました。
私がチケミーを立ち上げたきっかけは、「流通を正しく行いたい」という強い思いからでした。
石川県出身の私は、伝統工芸品のような「価値があるのにまだ見つかっていないもの」や、逆にチケットのように価値が認知されすぎて高額転売の対象となってしまい、その結果「本当に欲しい方に届かず、またクリエイターやアーティストにも正しく還元されない」といった、**「あるべき場所にあるべき価値がない」**状態になっているものに問題意識を持っていました。
その後2021年に大学に入学し経済を研究する中で、私が感じていた課題は理論上は十分に解決しうることを知りました。しかしそれと同時に、正しい理論に基づいた仕組みを実装しているチケット販売サイトが全くないという現実にも直面したのです。 経済の仕組みではなく法律によってこれらの問題を解決しようとしており、その結果むしろ転売市場がアングラ化し、誰も責任を持たない最悪な状況になっていると感じました。
そうした中で、クリエイターやアーティストに正当に還元される健全な市場を作りたいという思いがどんどんと強まっていき、「チケミー」を立ち上げる決意をしました。私たちのミッションは「あるべき場所に、あるべき価値を届ける」ことです。
私自身、音楽が大好きで、地元のライブやホールに幼いころから通ったり、アーティストのライブ映像をYouTubeで観たりしてそだちました。その自分のあこがれた美しい業界負の部分を、なんとか解決したい、その思いが私の原動力になっています。
チケミーでは、ブロックチェーン技術を用いた特許取得済みの公式のリセールシステムの提供や、リセール時の差額の一部をクリエイターやアーティストに還元するシステムの提供によって、これまではなかった新しいチケットシステムを構築・提供しています。 また、チケットの枠にとどまらずエンターテイメントを楽しむすべての方々が笑顔になれるように各種製品の提供を行っています。
チケミーはこれらの取り組みを通じて、新たな価値の発見と適切な流通を促進し、エンターテインメント業界全体の健全な発展に貢献したいと考えています。 クリエイターやアーティストの活動を支援し、同時にエンターテイメントを提供し、また楽しまれる皆さまに、新たな感動や価値との出会いをもたらすこと。 それこそが「あるべき場所にあるべき価値を届ける」ということの実現だと信じて、チケミーの事業を展開しています。